TypeScriptとMongoDBを使用してデータベースを接続
データベースを接続するには、Prismaスキーマのdatasource
ブロックにあるurl
フィールドを、データベースの接続URLに設定する必要があります。
prisma/schema.prisma
datasource db {
provider = "mongodb"
url = env("DATABASE_URL")
}
この場合、url
は環境変数経由で設定されます。この環境変数は.env
に定義されています(例ではMongoDB AtlasのURLを使用しています)。
.env
DATABASE_URL="mongodb+srv://test:test@cluster0.ns1yp.mongodb.net/myFirstDatabase"
ここで、接続URLを自身のデータベースを指すように調整する必要があります。
データベースの接続URLの形式は、使用するデータベースによって異なります。MongoDBの場合、以下のようになります(すべて大文字で表記されている部分は、特定の接続詳細のプレースホルダーです)。
mongodb://USERNAME:PASSWORD@HOST:PORT/DATABASE
各コンポーネントの簡単な説明は以下のとおりです
USERNAME
: データベースユーザーの名前PASSWORD
: データベースユーザーのパスワードHOST
:mongod
(またはmongos
) インスタンスが実行されているホストPORT
: データベースサーバーが実行されているポート(MongoDBでは通常27017
)DATABASE
: データベースの名前。MongoDB Atlasを使用している場合、MongoDB Atlasの環境リンクにはデータベース名が含まれていないため、接続URLに手動でデータベース名を追加する必要がある点に注意してください。
トラブルシューティング
Error in connector: SCRAM failure: Authentication failed.
Error in connector: SCRAM failure: Authentication failed.
というエラーメッセージが表示された場合、接続文字列の末尾に?authSource=admin
を追加することで、認証元のデータベースを指定できます。
Raw query failed. Error code 8000 (AtlasError): empty database name not allowed.
Raw query failed. Code: unknown. Message: Kind: Command failed: Error code 8000 (AtlasError): empty database name not allowed.
というエラーメッセージが表示された場合は、データベースURLにデータベース名を必ず追加してください。詳細については、こちらのGitHubイシューで確認できます。