Prisma Optimizeの既知の制限事項
Prisma Optimizeを使用する際の既知の制限事項を以下に示します。もし他に不足している制限事項があれば、コミュニティのDiscordにある`#help-and-questions`チャンネルでお知らせください。
記録セッションあたりのクエリ制限
各記録セッションには最大10,000件のクエリを含めることができます。この制限に達すると、記録セッションは終了します。
ワークスペースあたりの記録制限
各ワークスペースには、最大100件の記録を含めることができます。
Prisma AIの範囲と制約
Prisma AIは推奨事項を実装する上で役立つガイダンスを提供できますが、いくつか重要な制限事項があります。
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情報と正確性: AIは広範で一般的な知識ベースに基づいてアドバイスを提供するため、Prisma ORMのドキュメントに直接アクセスできません。このため、不正確な情報や古い情報が含まれる場合があります。
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限られたコンテキストと適応性: AIは会話を記憶したり、以前のやり取りから学習したりしません。その応答は一般化されており、上級ユーザーの特定のニーズに必ずしも対応できるとは限りません。
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静的な知識と範囲: AIの知識は静的であり、特定の日付以降の最新の更新やベストプラクティスは含まれていない場合があります。Prisma ORMのコンテキスト内でのみアドバイスを提供し、コードの変更や実行、ユーザー環境との直接的なやり取りはできません。
Optimize拡張機能とPrisma Accelerateクライアント拡張機能の使用
Optimizeクライアント拡張機能とAccelerateクライアント拡張機能を併用する場合は、拡張されたPrismaClient
にAccelerateクライアント拡張機能を最後に追記してください。これにより、Optimizeがキャッシュ可能な操作を受け取れるようになります。
const prisma = new PrismaClient()
.$extends(
withOptimize({
apiKey: process.env.OPTIMIZE_API_KEY,
}),
)
.$extends(withAccelerate());
MongoDBの推奨事項におけるSQL参照
Prisma OptimizeはMongoDBユーザーに役立つ推奨事項を提供しますが、Prisma AIからの説明の一部にはSQL固有の概念が参照されている場合があります。しかし、推奨事項はMongoDB環境において有用であり、適用可能です。
MongoDBにおける生クエリの可視性
MongoDBでは生クエリは可視ですが、それらに渡されるパラメーターは表示されません。
ドライバーアダプターの互換性
Prisma Optimizeはまだドライバーアダプターと互換性がありません。しかし、回避策として、通常のPrisma ClientとPrisma Optimizeを併用してクエリをローカルで実行し、クエリパフォーマンスを調査および改善することができます。