データベースに接続する
データベースに接続するには、Prismaスキーマのdatasource
ブロックのurl
フィールドをデータベースの接続URLに設定する必要があります。
prisma/schema.prisma
datasource db {
provider = "postgresql"
url = env("DATABASE_URL")
}
url
は、.env
で定義されている環境変数を介して設定されます。ここで、接続URLを独自のデータベースを指すように調整する必要があります。
データベースの接続URLの形式は、使用するデータベースによって異なります。CockroachDBはPostgreSQL接続URL形式を使用しており、次の構造になっています(すべて大文字でスペルアウトされた部分は、特定の接続詳細のプレースホルダーです)。
postgresql://USER:PASSWORD@HOST:PORT/DATABASE?PARAMETERS
各コンポーネントの簡単な説明を次に示します。
USER
:データベースユーザーの名前PASSWORD
:データベースユーザーのパスワードPORT
:データベースサーバーが実行されているポート。CockroachDBのデフォルトは26257
です。DATABASE
:データベースの名前PARAMETERS
:追加の接続パラメーター。CockroachDBのドキュメントはこちらをご覧ください。
CockroachDB ServerlessまたはCockroach DedicatedデータベースがCockroachDB Cloudでホストされている場合、接続URLは次のようになります。
.env
DATABASE_URL="postgresql://<myusername>:<mypassword>@<short-id>.<region>.cockroachlabs.cloud:26257/defaultdb?sslmode=verify-full&sslrootcert=$HOME/.postgresql/root.crt&options=--<mycluster>"
CockroachDB Cloudで接続文字列を見つけるには、データベースクラスターの概要ページの「Connect」ボタンをクリックし、「Connection string」タブを選択します。
ローカルでホストされているCockroachDBデータベースの場合、接続URLは次のようになります。
.env
DATABASE_URL="postgresql://root@localhost:26257?sslmode=disable"
接続文字列は、コマンドラインからCockroachDBを起動するときのウェルカムテキストの一部として表示されます。