TypeScriptとPlanetScaleを使用して既存のデータベースを接続する
データベースの接続
データベースを接続するには、Prismaスキーマのdatasource
ブロックにあるurl
フィールドを、データベースの接続URLに設定する必要があります。
prisma/schema.prisma
datasource db {
provider = "postgresql"
url = env("DATABASE_URL")
}
また、datasource
ブロックでリレーションモードのタイプをprisma
に設定する必要もあります。
schema.prisma
datasource db {
provider = "mysql"
url = env("DATABASE_URL")
relationMode = "prisma"
}
url
は、`.env`で定義されている環境変数を通じて設定されます。
.env
DATABASE_URL="mysql://janedoe:mypassword@server.us-east-2.psdb.cloud/mydb?sslaccept=strict"
これで、接続URLをご自身のデータベースを指すように調整する必要があります。
接続URL
データベースの接続URLの形式は、通常、使用するデータベースによって異なります。PlanetScaleはMySQL接続URL形式を使用しており、以下の構造を持っています(すべて大文字で表記されている部分は、特定の接続詳細のプレースホルダーです)。
mysql://USER:PASSWORD@HOST:PORT/DATABASE
各コンポーネントの簡単な説明は以下の通りです
USER
: データベースユーザーの名前PASSWORD
: データベースユーザーのパスワードPORT
: データベースサーバーが稼働しているポート(MySQLでは通常3306
)DATABASE
: データベースの名前
PlanetScaleでホストされているデータベースの場合、接続URLは次のようになります。
.env
DATABASE_URL="mysql://myusername:mypassword@server.us-east-2.psdb.cloud/mydb?sslaccept=strict"
特定のデータベースブランチの接続URLは、PlanetScaleアカウントから、そのブランチの概要ページに移動し、「Connect」ドロップダウンを選択することで見つけることができます。「Passwords」セクションで新しいパスワードを生成し、「Prisma」を選択すると、Prisma形式の接続URLを取得できます。
代替方法: PlanetScale CLIを使用して接続する
または、PlanetScale CLIを使用してPlanetScaleデータベースサーバーに接続し、ローカル接続URLを使用することもできます。この場合、接続URLは次のようになります。
.env
DATABASE_URL="mysql://root@localhost:PORT/mydb"
ブランチに接続するには、以下のコマンドを使用します
pscale connect prisma-test branchname --port PORT
デフォルトポート3306
を使用している場合、--port
フラグは省略できます。